アキュテインについて分かりやすく!
このページでは、実際にアキュテインを2クール飲んだ筆者が、
- アキュテイン(イソトレチノイン)とはなにか?
- 私たちが実際使ってみた感想
- 副作用
- 特に注意するべきこと
- アキュテインの飲み方
- (個人体験)治療の流れ、治療費、副作用
- アキュテインを処方してもらえる病院の一覧
をなるべく分かりやすく紹介しています。
アキュテイン(イソトレチノイン)とは
アキュテインは
イソトレチノイン酸というビタミンAの一種を主成分としたニキビ薬です。
抗生物質を始めとする "他の治療" では治らない難治性のニキビにも効くとされており、
現存するニキビ治療薬のうち、世界で一番強力な薬
です。
余談ですが、
「アキュテイン」とは
ロシュ社というスイスの製薬会社が販売している商品の名前であり、
他にも
- イソトロイン
- アクタン
- アクタネ
という同成分を含む薬があります。
(いずれも商品名です)
今ではアキュテインのジェネリックである、イソトロインが一番流通している様に思われます。
なお、「イソトレチノイン」は商品名ではなく、上記の薬(商品)に含まれている成分のことを言います。
イソトレチノインがニキビに効く理由は正確には解明されていないようですが、イソトレチノインは皮脂の分泌を抑えることで、皮膚のターンオーバー(皮膚の入れ替わり)をスムーズにし、ニキビの元になるコメドの発生を防ぐと言われています。
ニキビへの効果は絶大ですが、以下に記載する副作用の多さや強さから、日本では認可されおりません。
※一部の皮膚科では先生の診察のもとでのみ、
処方してもらうことができます
↑アキュテイン10g 1シート
↑上の円形のものが10g、下の楕円系のものが20g
※10gのものは、最近知り合った重症ニキビ仲間が飲んでいるものをお借りしています。
20gのものは、私が29歳のころ2クール目で飲んでいたアキュテインの飲み残しです。
そのため(2008年に処方されたもののため)、変色してしまいました。
なお、処方された分はきちんと飲みきりましょう。
アキュテイン治療を受けた感想
正直この薬ほど賛否両論のある薬もないでしょう。
既述のとおり、
この薬は甚大な副作用を引き起こす可能性があります。
そのため、安易に使用せずに
どうしても治らない場合の最終手段とお考えください。
しかし副作用が強い反面、ニキビへの効果は言うまでもありません。
私や重症ニキビ仲間は、この薬によって人生を救われました。
顔中に
「ニキビと思えないほどの塊」
がたくさん出来ていた頃が嘘のように感じられます。
私個人の使用感を覚えている限りで書いてみます。
参考程度にご覧下さい。
開始2週間後
⇒皮脂が出なくなる。
3週間後
⇒鼻血が出る(鼻の中が乾燥し、傷つきやすくなります) 。
唇がガサガサになる。
1ヵ月半後
⇒新規ニキビが全く出きなくなる。
3ヶ月後
⇒顔を洗う時の手触りがツルツルになっている。
毛穴がなくなる。黒ずみがなくなる。
4ヶ月後 〜 半年
⇒周囲から驚かれるほどキレイになる。
ほほの赤みを消えてツルツルになる。
8ヶ月後
⇒1クール目終了
1クール目終了から1年後
⇒皮脂が戻る。
(脂漏性皮膚炎を併発)
1年半後
⇒あごや口周りに再発。
1年半後〜2年後
⇒2クール目に入り、新規ニキビを抑える。
以上のような流れでした。
一般的に再発率は30%と言われており、クールを経ることに低くなっていくようです。
しかし、私の場合は2クールしても再発しました。
重症ニキビ仲間も再発しています。
(一人ひとりクール数に違いはありますが)
そしてもちろん皮脂は戻ります。
⇒ここでニキビ再度、脂漏性皮膚炎を併発。
そういった私たちの実績も踏まえて、今このページを見ているあなたは治療を判断してくだい。
何度も言いますが、
皮脂は戻ります。
そして再発も有り得ます。
さらに費用もかかります。
その代わりに、一度肌をリセットできます。
肌のニキビ跡が薄く消えていきます。
※ただし、ニキビを潰しすぎて大きくデコボコした肌のリセットは難しいと言われています
ここで再度、副作用の話になりますが、
この薬は、日本では使用を控えるように警告されています。
その様に警告される理由がきちんとあります。
(副作用の種類は下段参照)
重症ニキビを患っている方の気持ちは、本当に自分のことのようにわかります。
ですが、この薬は最後の手段と思って使ってください。
イソトロインを始め、個人輸入、つまりネット通販にて購入出来る仕組みがありますが、安易に使用しないようにしてください。
関東では東京に、関西では大阪に、それぞれ処方してもらえる皮膚科がありますので、使用する場合は必ず医師のもとでご使用ください。
私自身ももちろん、病院でアキュテインを処方してもいましたが、初めて一粒飲み込む時はかなり覚悟をしました。
ニキビ治療で他のところに病気を発症していては本末転倒です。
そのため軽症の方はもちろん、中症でも重症の方でも、この薬を飲まないに越した事はありません。
これらのメリット・デメリットを天秤に掛けた時、あなたはどちらを選択しますか。
もちろん、この判断は自分だけでするものではなく、処方してくれる先生の診察に左右されるものであり、先生が「使うべき」と言うレベルなら使った方がいいと私は思います。
しかし、当サイトのまとめページで紹介しているように、アキュテインでも再発した私たちが、今も実践している方法があります。
これは、「パントテン酸(ビタミンB5)と乳酸菌の摂取するだけ」であり、面倒な方法で無ければ、お金も掛からない方法です。
実際に多くの方が実践しており400人以上の方から「本当にニキビ治った」という報告メールを頂いております。
こちらで紹介)
何度も言うように、
アキュテインでは再発する可能性が充分あります。
私の周りの重症ニキビ仲間も再発しました。
このように言うと、「もう望みが無い」と思うかもしれません。
再発した時に私自身がそう思ったからです。
でもだからこそ、
「これ以上アキュテインを使い続けても埒があかない」
そう思い、別の方法を探しました。
そこで着目したのが、皮脂を止めることで有名なパントテン酸(ビタミンB5)です。
私やニキビ仲間、少なくとも当サイトで方法を知り、実践者した150人400(2014.4現在)以上が効果を実感出来ています。
そこには偶然にも、乳酸菌を併用摂取したことによる相乗効果により、パントテン酸の効果が強まったことが幸いしました。
重症ニキビに15年悩み続け、根本的解決は
「アキュテインで一時的に皮脂を止める」
ことではなく、
「パントテン酸と乳酸菌で皮脂を止める」
これしかないと気付きました。
費用も微々たるものです。
内容は当サイトのまとめページに要約しております。
是非一度お読みください。
何度も言います。
重症ニキビを患っていた私だからわかります。
貴方にも絶対効くとは言えません。
ですが多くの人に効いているのも事実です。
こういう方法もあるんだ、という事だけでも知っていると良いかと思います。
まとめページからその気持ちが伝われば嬉しいです。
アキュテインの副作用
非常に多いですが、
以下が一般的に言われるアキュテインの副作用です。
- 肌や唇の荒れと全身の乾燥
- うつ
- 倦怠感
- 吐き気
- 嘔吐
- 下痢
- 湿疹
- 頭痛
- 動悸
- アナフィラキシー
- 筋力低下
- 爪がもろくなる
- 脱毛
- 筋力低下
- 体重減少
- 声変り
- 脱毛
- 多毛症
- 生理不順
- 日焼けしやすくなる
- 脳卒中
- 傷の治癒が遅くなる
- ドライアイ
- 白内障
- 色弱
- 視神経炎
- 目のかすみ
- 耳鳴り
- 聴力低下
- 鼻血
- 声の変化
- 血尿
- 赤血球と白血球減少
- 血管炎
- リンパ節症
- 貧血
- 大腸炎
- 尿に白血球が出る
- 泌尿器の疾患
- 気管支けいれん
- 膵炎
- 呼吸器感染症
- 血液中の中性脂肪の増加
- コレステロール値の上昇
- 血糖値の変化
- 浮腫
- 腱の炎症
- 早期骨端閉鎖
- 関節痛
- 靭帯や腱の硬化
- クレアチンホスホキナーゼの上昇
- 黄色腫細胞
- リポプロテインの減少高トリグリセリド血症
上記のものはあくまで副作用として、「起こり得る」ものです。
私やニキビ仲間が実際に感じた副作用は、本ページ下段で紹介しています。
特に注意すべきこと
妊娠中や授乳中、
妊娠を計画中の人は絶対に服用出来ません。
胎児への催奇形性、流産、早産、死産のおそれがある
と報告されています。
また、治療終了後も1年間は避妊することなど、
と承諾させる皮膚科もあります。
※体内にイソトレチノインが残るからです
女性へはアキュテイン治療ではなく、ホルモン治療が第一候補としてあげられます。
アキュテインの飲み方
イソトレチノインの一般的な服用期間は1クール(15〜20週間)とします。
1クールで70%以上の症状の改善があれば、治療を終了します。
しかし症状が1クールで改善しない場合や、再発がある場合は2クール目を開始します。
その際、
1クールの終了から最低8週間あける必要があります。
2クール目でも再発する場合は3クール目を開始する場合もあり、それでも再発する場合は4クール目に入ります。
イソトレチノインは、クールを経ることにニキビの出来る量が減りますが、やはり再発する人が多いのげ現実です。
ちなみに私や、ニキビ仲間のうちの約10人も同様に再発した者ですが、今はみんな当サイトで紹介している方法で、5年以上ニキビを予防できています。
(詳細は当サイトのまとめページ)
(個人体験)治療の流れ、治療費、副作用
以下は私個人の経験談に沿ったお話ですので、
参考程度にご覧ください。
⇒アキュテイン治療の流れ
⇒アキュテインでの副作用
⇒アキュテイン治療の費用
⇒当サイトのまとめページへ
アキュテイン治療を受けられる病院はどこ?
アキュテインの治療を受けられる病院を一覧にしてみました。
当サイトが調べた時点(2017年)での情報ですので、「サイトが削除されている可能性」や「治療方針が変わっている可能性」もございます。
治療を考えられている方は、事前にご確認下さい。
東京
山口クリニック
http://nikibi-clinic.tokyo/Treatment/
大山皮膚科
みずほクリニック
KMクリニック
http://www.kmshinjuku.com/lp/nikibi/
ターズクリニック新宿
http://tas-clinic.jp/pimple_treatment.html
六本木スキンクリニック
用賀ヒルサイドクリニック
新宿御苑美容クリニック
http://gyoen-beauty.com/acne.html
青山外苑前クリニック
神奈川
森皮フ科クリニック
http://www.mori-hifu.com/c_350_roaccutane.htm
赤井クリニック スキンケア
http://www.akaiclinic-yokohama.com/
あらおクリニック
大阪
ふくずみ形成外科
http://www.fukuzumi.jp/index.html
ヤナガワクリニック
心斎橋コムロ美容外科クリニック
グローバルビューティークリニック
https://global-beauty-clinic.com/price/#skin-01-01
湘南美容皮膚科(大阪梅田院)
北海道
湘南美容皮膚科(札幌院)
宮城
湘南美容皮膚科(仙台院)
新潟
しむら皮膚科クリニック
長野
わかこ皮ふ科クリニック
埼玉
湘南美容皮膚科(大宮院)
栃木
湘南美容皮膚科(宇都宮院)
静岡
けやき美容クリニック
愛知
湘南美容皮膚科(愛媛院)
滋賀
麗ビューティー皮フ科クリニック
兵庫
さわこ形成外科クリニック
湘南美容皮膚科(神戸院)
広島
広島プルミエクリニック
福岡
湘南美容皮ふ科(福岡院)
沖縄
湘南美容皮膚科(那覇院)
さいごに!
繰り返しにはなりますが、アキュテインは日本では未認可の薬です。
しかし「顔全体にニキビが広がっている重症ニキビ患者」には、精神的な面においても「救いの手」となってくれるのは間違いありません。
副作用が心配されますが、医者のもとで肝臓の状態を検査しながら服用するのが基本です。
また低容量で長期間飲むという方針の病院もあります。
そのため、
- 予め決められている飲み方のルールを守らない
- (例えば脱毛などの)副作用が顕著に見られているにも関わらず、止めない
などがない限りは、そこまで深く心配しなくても良いのでは?と、飲んだ経験のある私は思っています。
ただし私を含め、私の周りでは多くの人が皮脂・ニキビともに再発しています。
そのため、今現在
- 顔全体には広がってない
- ネットで転がっているような酷いニキビではない
という場合は、私が未なお飲み続けているパントテン酸でも良いのでは?と思っております。
パントテン酸と乳酸菌については、以下で分かりやすく説明しています。
>>私が5年以上飲んでいるオススメの乳酸菌と、よくある質問!
追記:遅延型アレルギーをご存知ですか?
ご存知ない方は、とりあえず以下のページもご覧下さい。
この事に言及しているニキビサイトは他には無いかもしれません。
●ニキビと遅延型アレルギー
●遅延型アレルギーの症状と乳酸菌
オススメの組み合わせ
乳酸菌 と パントテン酸
〜乳酸菌サプリ〜
●この乳酸菌サプリがオススメ!
⇒なぜ、この2種類がオススメなのか、私たちの実績をもとに説明しています
●乳酸菌の効果などを知る!
⇒吸収力UP+しっとりもっちりしてくるのはなぜか?
〜パントテン酸サプリ〜
●このパントテン酸サプリがオススメ!
⇒私たちの実績より、オススメの2種類を挙げています
●なぜパントテン酸が効くの?(論理的説明)
⇒パントテン酸が体内でどのように皮脂抑制行うかを解説
●パントテン酸に副作用はあるの?
⇒私たちの実績上は唇の乾燥以外にはありませんが、ネット上での報告はありますので、チェックしてください
〜皆さまからの喜びの声〜
●乳酸菌サプリ、パントテン酸サプリを試された方からのメールを紹介!
⇒実際に頂いている150400通以上のメールのうち、一部を紹介します
〜皆さまからのご質問、そして答え〜
●皆さまから頂いたご質問とその答え
⇒頂いたご質問の中から、皆さまにも役立ちそうなQ&Aに関してここに記載しています
〜管理人たかしの肌〜
〜番外編〜
●あなたのニキビ、本当にニキビ?
⇒脂漏性皮膚炎の可能性あり。その場合、ニゾラールが効く可能性もあります
●【当サイトまとめ】あなたへ伝えたい、たった一つのこと
●【重要】遅延型アレルギーとニキビ
●皆さまからのよくあるご質問
●実践された方からの喜びの声
●皮脂を抑制!パントテン酸!
⇒オススメのパントテン酸はコレ!
⇒パントテン酸が効くのには理由がある!
⇒パントテン酸には副作用はあるの?
⇒パントテン酸の髪への副作用について
●乳酸菌でパントテン酸の効果アップ?!
⇒多くの実績あり!オススメ乳酸菌はコレ
●なぜニキビ治すwebを立ち上げたのか
●ニキビが治るきっかけと、ニキビ仲間
●日本のニキビ治療を知る
⇒日本のニキビ治療の現状
⇒日本のニキビ治療(保険適用外)
●海外のニキビ治療を知る
⇒アキュテイン治療の流れ
⇒アキュテインでの副作用
⇒アキュテイン治療終了、そして今
⇒アキュテイン治療に掛かる費用
●面皰(めんぽう)圧出【芯出し】
●抗生物質
●硫黄(イオウ)カンフルローション
●ビタミン剤
●漢方薬
●ディフェリンゲル
●ダラシンTゲル(ローション)1%
●ニゾラールクリーム(ローション)
●アキュテイン
●ピーリング
●オロナイン
●テラコートリル軟膏
●チョコラBB
●ミョウバン水
●白ニキビ
●あごニキビ
●背中ニキビ
●こめかみニキビ
●眉間のニキビ
●口周りのニキビ
●首ニキビ
●耳の中、周辺のニキビ
●ニキビの薬・市販薬、15年悩んだ私がおすすめをランキングで紹介する
●水洗顔でニキビを治す!顔を洗わない(洗顔料は使わない)方が良い
●脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)
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