遅延型アレルギーとは何か?
即時型アレルギーと遅延型アレルギー
アレルギーは、
体内で作られる「抗体」に対し、アレルゲン(一般的に言われるのが、花粉やハウスダスト、そばや卵と言った食べ物)が反応する事で、さまざまな症状(反応)を引き起こすことです。
ここで「抗体」を少し詳しく分別すると、
@IgE抗体(初期症状が15分程で現れるタイプ)
AIgG抗体(半日〜数日後に発症するタイプ)
BIGA抗体(半日〜数日後に発症するタイプ)
に分けられます。
@は即時型アレルギーと呼ばれ、
検査した事のある方も多いと思います。
赤ちゃんの「卵による蕁麻疹」や、花粉による鼻炎、ハウスダストによる喘息等が有名です。
そしてAとBが遅延型アレルギーです。
抗体の反応が遅いタイプということです。
即時型の@と比べ発症が遅いため、”口にした物”のうち、何が原因となっているのかがわかりません。
また、発症が遅いことから、その症状が「アレルギーによる症状だと気づかない」ことが多いのです。
そのため、卵や牛乳、大豆など一般的にアレルゲンと言われるものに「ジワジワと反応している」可能性も、実は高いのです。
IgG、IgA反応は気づきにくい
USバイオテック研究所によると、
●IgE抗体(即時型)が陰性の検体の90-95%のうち、70-85%がIgG抗体で陽性を示す。
●IgEとIgGが両方とも陰性の検体のうち、30-40%がIgA抗体において陽性を示す。
としています。
つまり、一般的に検査しているIgE検査では、
「(大小関わらず)本当はアレルギー反応を示す食べ物」を、ほとんど ”問題なし” としてしまっている
わけです。
遅延型アレルギーの症状
ここで、遅延型アレルギーでどのような「潜在的症状」があるのかを知りましょう。
以下は、これまで症状として確認されている内容ですが、これ以外にも多くの症状を引き起こしている可能性も十分にあるようです。
消化不良・便秘・下痢・腹痛・吐き気・過敏性腸症候群・腹満感・湿疹・ニキビ・(アトピー性)皮膚炎・ふけ・じんましん・肌荒れ・多汗・鼻水・鼻づまり・慢性副鼻腔炎・ぜんそく・不整脈・慢性疲労・倦怠感・口内炎・むくみ・体重増加・不安神経症・頭痛・情緒不安定・うつ・頭が重い・集中力不足・etc...
遅延型アレルギー検査について
遅延型アレルギーの検査は、「USバイオテック研究所」という研究所に血液サンプルを郵送し、検査結果をデータ及び冊子で受け取ります。
検査の方法は、2通りです。
●一部の「検査を行っている病院・クリニック」で受ける
●簡易キットを用いて受ける
この簡易キットは「USバイオテック研究所の日本正規代理店」であるアンブロシアという会社を通して購入することになります。
購入はアンブロシアの公式ホームページ及び、アマゾンをご利用下さい。
※アマゾンより購入した場合でも、出品者はアンブロシアですので、アンブロシアへの注文となります。アマゾンのアカウントをお持ちの方はスピーディに購入できます。
※アマゾンの場合は、IgG検査キットのみ購入できます。
また、病院での検査・簡易キットでの検査、どちらであっても保険外検査で調べる事になり、「IgA」「IgG」それぞれ3万弱の検査費用が掛かります。
※「IgG + IgA」は5万ほどで、多少割引されます。
これは費用が高くて受けられない!
という方も多いと思います。
その場合はIgGのみでも良いと思いますし、「IgGすら検査する余裕が無い!」という方は、一般的に遅延アレルギーで反応が高い傾向にある《乳製品・卵類》などを食べないという方法でも良いと思います。
しかし、96品目調べると「大好物がアレルギーの原因だった」ということも分かります。
また、検査せずに乳製品や卵を排除していた場合、「大好きなケーキ(乳製品)を我慢していたのに、実は全くアレルギー反応がなかった!」という事も後々あるかもしれません。
ですので、長年にわたり何かの症状に悩まされている方は、個人的には最低でもIgGは調べても損は無いのでは、と思います。
アレルギーが起きる仕組みと、抑える仕組み
さて、ここでアレルギーが起きる仕組みを簡単に説明します。
※詳しく知りたい方は別サイトをご参照下さい
まず、抗体(IgE,IgG,IgA)の「生成」に一役買っている「ヘルパーTリンパ球」と呼ばれるものがあります。
このヘルパーTリンパ球は
@Tリンパ球1型(抗体を抑えようとする ⇒ アレルギーを抑える)
ATリンパ球2型(抗体を作ろうとする ⇒ アレルギーを発症させる)
という2種類のリンパ球に分けられます。
このTリンパ球1型と、2型のバランスが崩れる(2型が強まる)ことでアレルギーが発症します。
つまり、
この時に【「抗体を抑える力」(=1型)を活性化する】ことでアレルギーは抑えられます。
乳酸菌によるアレルギー抑制作用
このTリンパ球1型を活性化する力を秘めているのが乳酸菌であり、東大を始め、多くの研究機関からもその有効性が発表されています。
とりわけカルピス社が打ち出した乳酸菌飲料【守る働く乳酸菌】のメインの乳酸菌である「ラクトバチルス・アシドフィルス(L-92)」がTリンパ球1型を強め、2型を弱める作用が強いとされているようです。
ビオフェルミンなどの市販の乳酸菌はこの「ラクトバチルス・アシドフィルス(L-92)」を含まないことが多いです。
しかし、乳酸菌飲料による乳酸菌摂取はおすすめしません。
なぜなら、費用も割高になりますし、毎日乳酸菌飲料を飲むとなると、甘味料などの不要なものも摂取することに繋がるのではないかと考えられるからです。
また、ヨーグルト等の乳製品より摂取するのは控えてください。
乳製品全般において、遅延型アレルギー(IgA,IgG)に反応する方がとても多い傾向にあります。
したがって、この「ラクトバチルス・アシドフィルス(L-92)」を含む乳酸菌サプリをおすすめします。
⇒おすすめの乳酸菌サプリ
もともとニキビ予防に使用するパントテン酸の効果を強めるために、乳酸菌を摂取していましたが、たまたまたその乳酸菌サプリにもこの「ラクトバチルス・アシドフィルス(L-92)」が含まれていたことに気づきました。
ですので、ニキビへはこのサプリがオススメです。
乳酸菌の必要性
貴方のアレルギー原因が特定の海鮮(あわび、えび等)であった場合は簡単に排除できます。
しかし、既述の通り遅延型として一般的に傾向の高い乳製品・卵などは、色々な加工食品に含まれており、完全に排除することが難しいです。
もちろん、アレルギー反応があるにも関わらず、あからさまに「卵を食べる」「牛乳を飲む」といった事はしないと思いますが、日々口にする様々な食べ物の原材料をすべて調べ・避けるのも到底難しいと思われます。
※もちろん本来はそうするべきであり、検査結果と同封される「食べ物の除去&ローテーションガイド」にもそのように書かれています
ですので、多少アレルギー物質を体内に取り込んでも、アレルギー反応を最低限に抑えられる様に、日々乳酸菌サプリを摂取することが必要になるのではないかと考えられます。
番外編:乳糖不耐症について
よく、牛乳を飲むとお腹を壊す方がいらっしゃいます。
あれは、アレルギーと混同されることが多いですが、アレルギーによる症状ではなく「乳糖不耐症」と呼ばれるもので、病気では無いとされています。
※詳しくは、別サイトをご参照ください
ですので、
「ヨーグルトや牛乳でお腹を壊すから、乳製品へのアレルギーがある」
「全くお腹を壊さないから、アレルギーがない」
という理論にはなりません。
注意しましょう。
《オススメページ》
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